独立開業した士業の方から、こんな声をよく聞きます。「最初は紹介で回っていたけれど、それが途切れたときに次の依頼が読めない」。ホームページは作ったほうがいいと分かっている。でも、何を書けばいいのかが分からない。
実務の力と、それを言葉にして伝える力は、まったく別のものですよね。書類は完璧に作れても、自分の仕事を紹介する文章となると手が止まる——多くの先生に共通することです。
この記事では、税理士・行政書士・社労士・司法書士など士業の方に向けて、「相談につながるホームページに載せるべきこと」を整理しました。読み終わるころには、「うちの事務所ならこう書けそう」というイメージが持てるはずです。
相談者は「この先生に相談していいか」を測っている
士業を探している方は、困りごとを抱えていて、相談すること自体に気後れしている状態です。「こんな初歩的なことを聞いていいのだろうか」「相談だけで、いくら取られるんだろう」「先生って、なんだか敷居が高そう」——お店とちがって「気軽にのぞいてみる」ができないぶん、不安は大きくなります。
だからホームページの役割は、相談のハードルを一段ずつ下げること。この視点を先に置くと、載せるべき内容は自然に決まってきます。
載せるべき7つの要素
1. 扱う分野を、絞って具体的に書く
「税務全般に対応します」「なんでもご相談ください」——これでは選ばれません。相談者は「自分の困りごとを扱ってくれるか」で判断するからです。
相続、創業融資、建設業許可、外国人の在留資格、助成金の申請、就業規則の作成。自分が力になれる困りごとを、相談者が使う言葉で具体的に書きましょう。分野を絞るほど「これはうちのことだ」と思ってもらえます。
2. 顔・経歴・人柄
士業は、最後は「人」で選ばれます。顔写真、経歴、そしてなぜこの仕事をしているのか。この3つがあるだけで印象は大きく変わります。特に「なぜこの仕事をしているのか」は、他の事務所と絶対にかぶりません。前職での経験、独立のきっかけ、大切にしている姿勢を、数行でかまいません。
3. 料金の目安
士業のホームページでいちばん欠けやすく、いちばん離脱されるのがここです。料金が書かれていないと、「聞いたら断りにくくなりそう」と、それだけで問い合わせをやめてしまいます。
「案件によって変わるので書けない」という場合も、目安の金額(〇〇円〜)、料金が何で変わるのか、初回相談や見積もりは無料か——この3つを書くだけで不安は消えます。金額そのものより「不明瞭でないこと」が信頼につながります。
4. 相談の流れ
初めて士業に相談する方は、「何を聞かれるんだろう」「何を持っていけばいいんだろう」が不安です。問い合わせ → 初回相談 → お見積り → ご契約 → 業務開始、という流れを順番に書いておきましょう。あわせて守秘義務があることを一言添えると安心感が増します。お金や家族の事情など、人に言いにくい話をする場面だからです。
5. 相談の入口を、分かりやすく
「相談してみようかな」と思ってもらえても、入口が分かりにくければそこで終わりです。電話・メールフォーム・LINEなど、相手が使いやすい方法を選べるように。平日の日中に電話しづらい方もいるので、営業時間外でも送れるフォームやLINEがあると取りこぼしが減ります。そして「まだ何も決まっていない段階のご相談でも大丈夫です」の一言を、必ず添えてください。
6. 事例・お客さまの声(守秘義務の範囲で)
「守秘義務があるから事例は書けない」と考えている方が多いのですが、具体名を出さなければ書けます。
「建設業を営む個人事業主の方から、法人化のタイミングについてご相談。〇〇の点を整理し、翌年の設立をご提案しました。」
このように業種と困りごとだけを抽象化した形なら、「自分と似た人が相談しているんだ」と感じてもらえます。まだ書けることがない場合は、想定される相談例を「よくあるご相談」としてまとめるだけでも十分です。
7. 事務所の情報
所在地・地図・対応エリア・営業時間。加えて、オンライン相談ができるかどうかは必ず書いておきましょう。遠方の方や日中に動けない方の相談につながります。
士業ならではの、気をつけたい3つのこと
1. 誇大な表現を使わない
「必ず通ります」「日本一」といった断定的・誇大な表現は避けましょう。士業には所属する会ごとに広告の規程があります。迷ったらご自身の所属会の規程を確認しておくと安心です。控えめでも、具体的であれば信頼は伝わります。
2. 専門用語のまま書かない
相談者は用語を知りません。「遺産分割協議書」「みなし残業」のような言葉には、一言だけ説明を添えましょう。やさしく書ける先生は、それだけで「話しやすそう」に見えます。
3. 更新が止まったままにしない
お知らせが開業日のまま止まっていると、「今もやっているのかな」と不安にさせてしまいます。
やりがちな失敗
- 事務所案内だけで終わっている:所在地と業務内容だけでは、判断材料になりません。
- 料金がどこにもない:問い合わせが減る、いちばんもったいないパターン。
- 文章が硬く、難しい:正確さを優先しすぎると、相談者には届きません。
- スマホで読みにくい:困りごとを調べるのは、通勤中や夜のスマホから。
- 問い合わせ先を探させる:ページの下まで探させた時点で離れてしまいます。
「地域名+士業名」とブログが効いてくる
士業を探す方の多くは、「地域名 + 税理士」「地域名 + 相続 相談」のように検索します。ホームページとGoogleマップ(MEO)の登録をセットで整えておくと、近くで探している方に見つけてもらいやすくなります。
もうひとつ相性がいいのがブログ・解説記事です。相談者は依頼する前にまず自分で調べます。「配偶者控除とは」「建設業許可の要件」——その検索に、先生の知識がそのまま答えになる。読んだ人が「この人に聞いてみよう」と思う、いちばん自然な流れです。だからこそ、公開後に自分で記事を増やせる作りが効いてきます。
noanavi なら、開業のウェブまわりをまとめてお任せ
ここまで読んで「書くことは分かったけれど、自分で文章にできる気がしない」「マップやらブログやら、全部やる時間はない」と感じたかもしれません。大丈夫です。
noanavi は初めてホームページを作る方の専門です(サービス内容)。運営者自身がWeb制作会社で制作の経験を積み、その現場で培ったやり方を、初めての個人事業主・士業の方でも頼みやすい形にしました。
- 文章は一緒に考えます:得意分野や独立の経緯をお聞きし、相談者に伝わる言葉に整えます。硬くなりがちな文章も、AIも活用しながら一緒に形にします。
- 開業のウェブまわりを一括で:ホームページに加えて、Googleマップ(MEO)の設定、独自ドメインのメール、問い合わせフォーム、LINE連携まで、まとめて用意します。
- 公開後は、自分で書き足せます:WordPressでお渡しするので、解説記事や事例をご自身で増やしていけます。困ったときは相談いただけます。
- 開業のタイミングに合わせて:ご相談から公開まで約2〜4週間(制作の流れ)。開業日に合わせて進めます。
- 明朗で、あとから驚かせない:公開に必要なものは全部込みで 5ページ 98,000円〜(税別)です。内訳は料金プランに公開しています。
費用の目安と、他業種の考え方
費用感を先に知りたい方はホームページ費用の相場を、店舗型との違いを知りたい方は整体院・接骨院の場合をご覧ください。同じ「載せるべきこと」でも、お客さまの心理が違えば答えは変わります。
まとめ
士業のホームページで大切なのは、相談をためらっている方に「この先生になら聞いてみよう」と思ってもらうこと。扱う分野・人柄・料金・相談の流れ・入口を丁寧にそろえるだけで、伝わり方は大きく変わります。
「うちの事務所の場合はどう書けばいい?」——そんな段階のご相談も歓迎しています。まずはお気軽に無料相談でお聞かせください。内容が決まっていなくても大丈夫です。